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栄養士の志望動機を詳しくポイント解説!パターン別例文とNG例あり!

“栄養士として働きたい!”と、栄養士業界への就職・転職を考えている方必見です!
今回は、履歴書や面接時に必須となる「志望動機」について、NG例も踏まえて書き方などをレクチャーしていきたいと思います。
どう書けば良いのか、どういった文章が良い志望動機になるのか…。
今まさに就職活動などで志望動機に悩まれている方の解決の糸口になるように、栄養士向けの志望動機のコツをお伝えしようと思います!

栄養士ってどんな仕事?

まずはじめに、栄養士の仕事内容についてご紹介します。
きちんと栄養士の仕事内容を理解して、あたまの中で整理しておけば、志望動機を考える上でも役立ちます◎
栄養士・管理栄養士ともに、専門の養成施設を卒業した後に、国家試験を合格した「栄養のスペシャリスト」として、食事の栄養バランスの管理や、栄養指導を行っています。
職場によっては、仕事内容が異なるケースがありますが、主に下記の3点がメイン業務となります。

これら3つの業務を個人、集団に対して行っています。
ちなみに、補足になりますが、栄養士と管理栄養士の違いは、この3つの「対象」が異なります。栄養士は健康な人全般を対象。管理栄養士は健康な人も含め、病を抱えている方や特別に配慮が必要な方も対象になります。なので、管理栄養士資格を所持している方はそれだけ働ける職場が多いということになります。

主な活躍場所は?

栄養士はさまざまな分野の企業や施設で活躍しています。以下にその一例をご紹介します。

このように多くの場所で、栄養士の採用を行っている企業や施設があります。

知りたい!栄養士の志望動機の書き方 -ポイントとNG例文-

さて、ここからは今回のテーマになっている「志望動機」を書く上での“要”をお伝えしたいと思います!
上述のとおり、栄養士が活躍する職場はたくさんあります。おそらくみなさんが想像した以上に選択肢があったのではないでしょうか?実は志望動機を書くときに、そこを理解していただくことが重要です。なぜなら、勤務先のイメージが具体的でないために、漠然とした志望動機になってしまうと、採用側は「どこでも良いのかな」「うちじゃなくても良さそうだな」と思ってしまうからです。
よって、志望動機を書く上での”要”は、具体性のある志望動機にすること!です。
これが内定を勝ち取る志望動機のコツです。ここで分かりやすいように、あえて不採用になってしまった志望動機のNG例を見てみましょう。

栄養士の志望動機 NG例
「現在の職場はほぼ毎日残業でプライベートの時間もなく、心身ともに疲弊してしまい、今後も長く働いていくイメージが持てていません。なので次の転職先は残業がない落ち着いた職場で働きたいと考えています。
貴社は、ノー残業デイや、バースデー休暇など、ワークライフバランスを意識した働き方をされているので非常に魅力を感じております。
また、世の中の人の役に立つことができる貴社の企業理念に感動し、貴社の一員として社会貢献ができればと考えています。私は物事を計画的に進めることが得意なので、栄養士としても計画的に業務を行い、貴社に貢献できるよう頑張りたいと思います。」

いかがでしょうか?これを採用担当者の立場に立って読んでみると…”この人と一緒に働きたい”と思うでしょうか?
詳しいNGの理由をご説明します。

以上が挙げられます。
このようなNG理由となる原因を噛み締めて、採用担当者から「面接で会ってみたい」、「一緒に働きたい」と思わせる「求められる人物像」を描くことが必要です!
さらに、栄養士はどこの職場においても「人」と関わるお仕事です。どう「食」と「人」を結びつけ、どう関わっていくことを目指しているのか、というのも志望動機のポイントとなります!

施設ごとの志望動機OK例文とポイント解説!

では、ご紹介したポイントを踏まえて志望動機の例文を、栄養士の就職先・転職先として多い「病院」「介護施設」「保育園」の施設別にご紹介したいと思います。
いま就職や転職をお考えの方は、応募先の施設に合わせてぜひ参考にしてみて下さい。

病院・クリニック

栄養士の志望動機 良い例
『まだ学生時代の時、妹が入院をしてしまいました。その時、食べることが好きな妹にとって、ご飯は唯一楽しい時間のはずでしたが、「入院食がまずい」と泣いていました。これがきっかけとなり、「できる限り病院でも美味しいものを食べさせてあげたい」という意識で業務にあたっています。ただ、病院で働く上で、臨床知識は足りていないと実感しており、空いた時間を利用して、通信教育などで勉強をしています。そこで貴院の充実した研修制度で最新の臨床栄養知識も培うことできる環境に大変魅力を感じています。
さらに、患者一人ひとりに栄養指導の時間を設けている貴院の取り組みが、「患者さんに親身になって献立を考えられる栄養士になりたい」という私の目標と一致するところがあり、私も貴院の一員として一人でも多くの患者さんに「おいしい」と言っていただけるように精進したいと思います。』

病院やクリニックの栄養士は、入院患者や通院患者一人ひとりの病状に合わせた栄養指導、栄養管理、献立作成などを行う必要があります。食事も治療の一環とされているので、人の命にかかわる責任感や、医師・看護師、薬剤師などとの連携も重要となるので、コミュニケーション能力が求められる職場です。
常に進化し続ける医療の現場に深く関わたりたいのであれば、学び続ける意欲が伝わる内容がアピールに繋がりやすいと言えるでしょう。

介護施設

栄養士の志望動機 良い例
『私の長所は、コミュニケーション力と柔軟性があることです。5年間勤務した前職の介護施設では、好き嫌いの激しい利用者さんがいましたが、栄養価の高い食材を食べてほしいという想いで、献立などの工夫や、他のスタッフからアドバイスを頂いたり、近隣施設のスタッフにも意見や協力を得られた結果、初めて「おいしい」と残さず食べていただきました。
このことが非常に大きなやりがい感じることができたので、今後も利用者さんの食生活において、充実した生活を送って頂けるように貢献したいと考えています。
また、貴社で取り組まれている食事会や料理教室などの行事や、充実した研修制度は大変魅力を感じており、介護施設の栄養士として、より利用者のことを考えたサービスを提供をしていきたいと思います。』

介護施設では、高齢者や病を抱えている方が、快適な日常生活が送れるように栄養管理や身体機能に合わせた食事提供をします。その方が充実した人生をおくって頂けるように、四季を感じられる食事で楽しませたりすることもあります。
環境として、医師や看護師、介護職員、理学療法士などの連携が必要なので、コミュニケーションとることによって得られた成果などのエピソードを入れると採用担当者が興味を持つ可能性が高いでしょう。

保育園

栄養士の志望動機 良い例
『食を通じて子どもと関わることが私の夢であり、「食」への関心を子どもの頃から持ってもらえるような保育がしたいと思い、それが実現できるのは貴園だと思い、この度、志望しました。
私は幼い頃から農家だった祖母の手伝いで料理をしていたため、貴園のように、園庭にて子ども達と一緒に野菜を自家栽培し、自園調理している取り組みを行っている園で働き貢献したく考えています。』

将来を担う子ども達の成長の土台となる、大切な栄養管理や子ども達一人ひとりに対応した安心・安全な食事提供と栄養管理を任せられる職場です。
保育園ならではとしては、「食」に関しての保育を保育士の代わりに行うこともあります。なので子どもが好きだったり、食育への熱い思いを具体的に明記するこで良い印象を与えることができるでしょう◎

栄養士面接での志望動機の伝え方のコツ!

最後に、面接時における栄養士の志望動機の伝え方のコツを伝授したいと思います!
もちろん、面接でも志望動機は聞かれますので、コツを掴んで対策を練っておきましょう。

POINT1 書いた志望動機に+α

履歴書に書ききれなかった想いやアピール、口頭で説明しないと伝わらないことや具体性が欠けている箇所を補えるように盛り込むことで、採用担当者の関心を惹くことができます。

POINT2 経験を通して学んだこと

ものすごく素晴らしい経験や貴重な経験があれば良いですが、そういった経験がない方でも、小さい経験もあなたの大切な経験であり、時には失敗を重ねて学んだことも話したりなど、自分の言葉で論理立てて話すことが大切です。

POINT3 「栄養士」に対する考えや自分なりの取り組みの姿勢

実務経験や、それを踏まえて現場で感じたこと、それがどう自分の考えとなり、希望している施設の社風などとどうマッチングしているのか。さらには、仕事へ取り組む姿勢や即戦力として貢献できることを感じさせられると採用担当者から良い評価を得られるでしょう。
以上の3つのポイントをおさえ、きちんと相手の目を見てハキハキとした口調で口角を上げながら話してみてくださいね!

まとめ
いかがでしたでしょうか?栄養士は地域を問わずに幅広く活躍できる職種です。せっかく頑張って取得したからには、書類選考や面接を乗り越え、資格を活かしてイキイキとした栄養士ライフを送りましょう!
ぜひ、紹介した志望動機のポイントを参考にしていただき、ご希望の職場で活躍できることを願っています。
もし「希望に合う求人がないなぁ…」「自分に合った職場が分からない」というお困りがありましたら、「栄養士転職ナビ」にご相談ください!
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