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栄養士や管理栄養士によくある悩み事やその対処法について解説! 

栄養士さん日頃が抱えている悩みには、どのようなものがあるのでしょうか?職場によっても異なると思いますが、栄養士のよくある悩み事としては、人間関係や業務量について挙げられることが多いようです。今回の記事では、栄養士が抱える悩み事の代表的なケースを4つのパートに分け、そのような悩みがなぜ起こるのか、どうしたら対処できるのかなどを詳しく紹介していきます。

CASE 1/栄養士の仕事は孤独だと感じる

栄養士の場合、1つの事業所に対して雇用する人数が全体的に少ない傾向にあります。このような人員配置の問題もあり、仕事で質問したいことや悩み事を抱えた時、直ぐに相談できる相手がいなければ、栄養士は孤独だと感じてしまう方が多いようです。こうした悩みの対処法としては、親しい友人に悩みを聞いてもらうことはもちろんですが、栄養士の仕事に対して理解がある仲間を増やすことが対処の1つとして挙げられるでしょう。例えば、栄養士のコミュニティ「給食ひろば」で意見交換をしたり、管理栄養士の活躍の場を広げる「manabi(マナビ)」でワークショップを体験したり、都道府県の栄養士会の研修に参加してみるなど、栄養士のコミュニティなど利用して交友関係を広げる方法はあり、同業の仲間ができれば孤独感の解消に繋がるかもしれません。以下、栄養士が孤独だと感じている人について、実際にどのような意見が挙げられているのか事例を紹介します。

栄養士が孤独だと感じる悩みの事例

※ヤフー知恵袋を参考(kiu********さん)
私は栄養士として働いてまだ1年目です。栄養士って職場の中でも孤独に感じる事が多い気がしました。栄養士は献立作成の発注業務だけじゃなく、厨房の仕事もしなければなりません。しかし、私は事務の日も厨房の手伝いをしていますが、感謝の言葉を言われません。調理員の方は栄養士がやるのが当たり前だと思っています。特別感謝もされず自分が手伝って貰った時は低姿勢にならなければいけない。
でも自分が厨房の当番では誰も手伝ってくれない。ミスをすれば怒られ、ほかの人がミスをすると献立が大変だったからと言われ何の言葉もない。見返りを求めていようで醜いことをいっていると承知ですが、栄養士という仕事に今色々悩んでいます。栄養士という仕事に孤独などを感じたことありますか?
※上記内容は原文を要約して紹介しています。

CASE 2/職場には年上の方が多く仕事がやりにくい

栄養士に限ったことではありませんが、正社員が少なくパートが中心の職場のような場合、自分よりも年齢や経験のある方に対して、仕事をお願いして協力してもらえるように指示しなければならないことも出てくるはずです。こうした時に、例えば女性同士で相手が年上だった場合など、上下関係などの格付けから会話が始まると、ギスギスした状態になり、マウントポジションが決まるまで、無視や目を合わせないなどの「いじめ」に発展することもあるようです。対処法としては、仕事は丁寧にお願いするように心がけ、「相手の挑発にのらない」ことが大事で、自分が感情的になって報復しようとすれば関係が険悪化するだけですから、逃げるが勝ちと考えるのが正解です。このほかにも、「聞き役に徹する」「プライベート情報は極力話さない」なども効果的で、余計な摩擦を起こさないように回避するよう心がけましょう。以下、職場に年上の方が多く仕事がやりにくいと感じることについて、実際にどのような意見が挙げられているのか事例を紹介します。

職場には年上の方が多く仕事がやりにくいと感じる悩みの事例

※ヤフー知恵袋を参考(ID非公開さん)
保育園で栄養士をしています。4年目です。立場的には給食内で私が一番上なんですが、部下のパートさんが皆、私より年上、勤続年数も長い方ばかりです。 私が事務に抜けると不機嫌になる人、献立に文句を言う人、とにかく何かするたびに文句がでる。現場にも出なくてはならず、上手く事務の時間がとれません。本当は献立も事務も100%完璧にこなせれば文句も言われないのですが、ミスもしてしまい、さらに落ち込む…を繰り返しています。
※上記内容は原文を要約して紹介しています。

CASE 3/栄養士と患者との関係が上手くいかない

病院や介護施設などに務めている栄養士の場合、栄養士と患者とのコミュニケーションを図る機会があります。しかし、栄養士の栄養指導が憂鬱だと感じる患者もおり、その理由としては「指導されても実践できない」と思っている方がいるためです。これでは、せっかく患者に合わせた栄養指導を行っても、実践してもらえなければ意味がありません。このようなケースでは、1つの原因としてコミュニケーション不足が考えられますが、患者は「指導されても実践できない」ことを口にしない方が多いため、栄養士から「患者が実践できそうか」もしくは「患者が実績できなければ、どうすれば実践できるのか」をもう一歩踏み込んで話してみるようにすると良いでしょう。また、入院している患者は「治療を受けて治そう」と受動的に考えてしまうケースが多く、自ら意欲的に病気を治そうと考えている人ばかりとは限りません。栄養士の栄養指導をする際には、こうした患者の精神状態も考慮する必要があるのです。以下、栄養士と患者との関係が上手くいかないと感じた人の意見についても、実際にどのような意見が挙げられているのか事例を紹介します。

患者との信頼関係に関する悩みの事例

※ヤフー知恵袋を参考(ID非公開さん)
現在27歳、病院の管理栄養士をしています。普段のお世話をしている介護士や看護師より患者さんの接点が少なく、ごくたまに食事面で気になる患者さんには食事に付き添ったり、お話をしにお部屋におじゃましたりします。なかなか打ち解けられなかったり、はやく帰ってほしいなあという邪魔そうな雰囲気を出されると、すぐめげてしまいます。
※上記内容は原文を要約して紹介しています。

CASE 4/業務量が多く業務内容も広範囲

栄養士の職場は、栄養士の人員配置が不足しているケースが多いので、少人数で業務を対応しなければならないことも珍しくありません。業務範囲は、職場によっても異なりますが、栄養指導、献立の作成、メニュー開発、衛生・安全管理、食材の発注、調理、後片付けなど、広範囲に及ぶことも多いでしょう。こうした業務を一人で対応しているような状態にあれば、心身ともに疲弊してしまう可能性も高く、かなり厳しい状態に追い込まれてしまいます。対処法としては、上司に相談して改善してもらうように働きかけること、時間外手当がつくならせめて給与にしっかりと反映させて働くこと、どうしても改善できなければ環境を変えて仕事してみることなどが対処法として挙げられます。
以下、栄養士の業務量についての悩みについて、実際にどのような意見が挙げられているのか事例を紹介します。

仕事の量や種類が多いと感じる悩みの事例

※ヤフー知恵袋を参考(skt********さん)
新卒で保育園の栄養士として勤務しております。土日は休みと聞いていたのに土日が休みじゃないこと(パートさんが非協力的で土曜日でてくれない)、残業の仕事が遅いせいもありますが、毎日3時間はあること、パートさんがギリギリ来るため1時間早く出勤をしていること(早く来ても1円もでないし、残業代も保育士と違って出ません)、仕事量が全部1人で仕事をするため、とてつもなく多いこと(仕事に手が回らないから1人増やして欲しいと言ったのに増やして貰えない)、一緒に調理をしているパートさんが前の人と比べていやみを言ってくることなどいろいろなことが重なり体調を崩し気味です。休むことは許されないので、何とかぶっ倒れそうになりながら勤務していますが、肉体的にも精神的にも疲れてしまい、退職を考えています。
まとめ
今回は、栄養士のよくある悩みと原因、その対処法について取り上げてみましたが、読者の皆さんも「同じ悩みを抱えていた」と思われた方も多いのではないでしょうか。栄養士の悩み事の中には個人で解決が難しい問題も含まれるかもしれませんが、この記事で取り上げたことも参考していただきながら、自ら働きやすい環境を作る方法を模索してみて下さい。職場に栄養士が少なければ社外で同業の仲間を増やすことで、様々な意見交換や悩み事を相談するなど、むしろ視野が広がって楽しいことが見つかるかもしれません。